8.東京厚生年金病院で研修医の行える医療行為の基準
東京厚生年金病院で研修医の行える医療行為の基準
東京厚生年金病院における医療行為のうち研修医が指導医あるいは習熟した上級医の同席なしに単独で行ってよい医療行為の基準を示す。単独で行う場合でも事前に指導医や上級医と協議の上で慎重に行うことが望ましい。
地域医療研修での運用に当たっては各研修医療施設の実情に合わせて行っていただきたい。ここに示す基準は通常の診療における基準であって緊急時にはこの限りではない。
1)研修医が単独で行ってよいこと
一般的な診察
- 検眼鏡・耳鏡・鼻鏡・喉頭鏡検査、超音波検査、心電図
- 末梢静脈穿刺、静脈ライン留置、動脈穿刺、皮下の嚢胞・膿瘍の穿刺
- 皮膚消毒、包帯交換、創傷処置、気道内吸引、導尿、浣腸、胃管挿入
- 一般的な注射、輸血
- 局所浸潤麻酔
- 抜糸、ドレーン抜去、皮下の止血、皮下の膿瘍切開・排膿、皮膚の縫合
- 一般的な内服薬・注射の処方、理学療法の処方
- 診断書・証明書の作成、ベッドサイドでの簡単な病状説明
2)研修医が習熟しているときのみ単独で行ってよいこと
- 気管カニューレ交換、小児の採血・動脈穿刺、深部の応急処置としての止血
- 経管栄養目的の胃管挿入
3)研修医が単独で行ってはいけないこと
- 内診、膣内容採取、コルポスコピー、子宮内操作
- 直腸鏡、肛門鏡、胃内視鏡、大腸内視鏡、気管支鏡、膀胱鏡
- 血管造影、消化管造影、気管支造影、脊髄造影
- ギプス巻き、ギプスカット、関節穿刺、関節腔内注射
- 中心静脈穿刺、動脈ライン留置
- 深部の嚢胞・膿瘍の穿刺、胸腔穿刺、腹腔穿刺、膀胱穿刺、骨髄穿刺
- 腰部硬膜外穿刺、腰部くも膜下穿刺、針生検
- 新生児や未熟児の胃管挿入
- 脊髄麻酔、硬膜外麻酔
- 深部の止血、深部の膿瘍切開・排膿、深部の縫合
- 抗精神病薬の処方、抗悪性腫瘍薬の処方、麻薬の処方
- 正式な場での病状説明、病理解剖、病理診断報告書の作成