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本プログラムの目的は、医学的に有能であるのみならず、人間的に尊敬に値する臨床医を育成することである。診療技能においてはプライマリケアに必要な医学的知識・技術を身につけ、医師にふさわしい態度、患者やその家族あるいはコメディカルスタッフとの良好な人間関係の形成についても学び、地域医療に十分貢献しうる臨床医の育成に努めるものである。
当院では、平成24年度採用よりプログラムを2つのコースに再編した。これはプライマリケアを中心とした広く基本的な臨床技能を習得するという初期研修の理念に則った医師の育成を行う一方で、2年次には自由選択期間を8か月に設定することにより、将来の専門医としてのキャリアデザインにも対応しうる有意義な研修を提供することを目的とする。
臨床研修に先立って、看護の実態を理解し、実体験するため看護実習を行う。
1年次は、臨床医学の基礎事項とならんで、医師にふさわしい礼儀・態度、患者やその家族との良好な人間関係の形成についても学ぶ。
内科は循環器/血液/腎/代謝内分泌系、呼吸器系、消化器系の3病棟に大きく分かれているが、いずれも混合病棟であり、どの病棟に所属しても各分野の専門医の指導のもと内科全般について幅広く学ぶ機会がある。
外科では、一般外科・整形外科それぞれ1か月ずつ研修を行う。一般外科は限られた期間の中にあって、その分行き届いた指導と、経験症例が多くなるような配慮をしている。当院開設時からの中心診療科である整形外科では、腰痛・骨折などプライマリケアにおいて重要な症候・疾患について学ぶ。
精神科では、当院および昭和大学附属烏山病院で、うつ病や統合失調症など主要な精神神経疾患を含め、精神的問題を有する患者の診療技能の基礎について学ぶ。
麻酔科は2か月の研修を必修としており、good riskの全身麻酔を主に、麻酔を通して全身管理や基本的手技について学ぶ。
残る1か月は‘プライマリケア研修’として、救急総合診療部に所属し、一般救急診療および外来患者への対応に関する基礎的事項を学ぶ。
2年次においては、研修の幅を広げ、医療チームの一員としての役割を深く理解しながら診療を行っていけるよう配慮する。
総合コースでは自由選択期間8か月の中で、全診療科の中から希望する1~3科目程度を選択し研修を行う。
外科重点コースでは外科6か月を必修とし、外科診療チームの一員として、さらに深く外科診療の技能を習得する。さらに2か月を自由選択期間とし総合コース同様、外科を含む全診療科の中から関連の深い1~2科目を選択し研修を行う。
この他、共通の必修として、2年次に救急総合診療部の研修を3ヶ月、地域医療を1ヶ月必修とする。地域医療では当院と病診連携のある近隣のクリニックで研修する。
| 月 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1年次 | 内科 (6) | 麻酔(2) | 精神 (1) | 外科(2) (一般(1)+整形(1)) | プライマリケア (1) | |||||||
※網掛け部分は必修科目
(内科は制度上の必修項目、麻酔科・精神科・外科は当院プログラムの必修項目)
2年次の自由選択(8か月)は、全ての診療科(内科・外科・整形外科・リハビリ科・リウマチ科・精神科・皮膚科・放射線科・麻酔科・脳神経外科・泌尿器科・産婦人科・小児科・眼科・耳鼻咽喉科・形成外科・病理科・救急総合診療部)の中から1~3つ選ぶ。
| 月 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2年次 | 自由選択(8) | 救急(3) | 地域 (1) | |||||||||
2年次の自由選択(2か月)は、全ての診療科(内科・外科・整形外科・リハビリ科・リウマチ科・精神科・皮膚科・放射線科・麻酔科・脳神経外科・泌尿器科・産婦人科・小児科・眼科・耳鼻咽喉科・形成外科・病理科・救急総合診療部)の中から1~2つ選ぶ。
| 月 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2年次 | 外科(6) | 自由選択(2) | 救急(3) | 地域 (1) | ||||||||
※網掛け部分は必修科目(救急・地域は制度上の必修項目)
(詳しくは研修目標と各科臨床研修プログラムを参照)
| 診療科目 | 研修期間 | 主な研修内容 |
|---|---|---|
| 内科 | 1年次 必修6か月 | 経験すべき手技や検査:内視鏡・超音波・CT・心マッサージ・除細動 経験すべき症状:浮腫・リンパ節腫脹・発疹・発熱・頭痛・めまい・胸痛・動悸・呼吸困難・咳・痰・嘔気嘔吐・腹痛・便通異常・心肺停止・ショック・意識障害・脳血管障害・心不全・急性冠症候群・消化管出血 経験すべき疾患や病態:貧血・不整脈・弁膜症・動脈疾患・高血圧・呼吸器感染・閉塞性拘束性肺疾患・食道静脈瘤・消化性潰瘍・消化器癌・肝炎・肝硬変・肝障害・膵炎・腎不全・糸球体疾患・尿路結石・尿路感染・甲状腺疾患・糖尿病・高脂血症・感染症・アレルギー疾患・老年症候群 |
| 外科 | 1年次 必修1ヶ月 | 経験すべき手技や検査:内視鏡・超音波・CT・止血・包帯・創部消毒とガーゼ交換・局所麻酔・切開排膿・皮膚縫合 経験すべき症状:急性腹症・外傷 経験すべき疾患や病態:消化器癌(食道・胃・大腸など)イレウス・虫垂炎・痔・胆石・胆嚢炎・乳腺腫瘍 |
| 整形外科 | 1年次 必修1ヶ月 | 経験すべき症状:腰痛・関節痛・歩行障害 経験すべき疾患や病態:骨折・脱臼・亜脱臼・捻挫・靱帯損傷・骨粗鬆症・腰椎ヘルニア・関節リウマチ |
| 救急 | 2年次 必修3ヶ月 | 救急診療の基本的事項:バイタルサインの把握ができる。身体所見を迅速かつ的確にとれる。重症度と緊急度が判断できる。一次救命処置(BLS)、二次救命処置(ACLS)を習得する。頻度の高い救急疾患・外傷の初期治療ができる。専門医への適切なコンサルテーションができる。 |
| プライマリケア | 1年次 必修1ヶ月 | 救急・一般外来において頻度の高い症候・疾患の診療技能について基本的事項を学ぶ。 血液・尿検査、心電図、各種画像検査(X線・CT・MR・エコーなど)の判定に習熟する。 |
| 麻酔科 | 1年次 必修2ヶ月 | good riskの全身麻酔を主に基本的手技を学ぶ。 |
| 精神科(神経科) | 1年次 必修1ヶ月 | 経験すべき症状:不眠・不安・抑鬱 経験すべき疾患や病態:痴呆・うつ病・統合失調症・不安障害・身体表現性障害・ストレス関連障害 |
| 地域保健医療 | 2年次 必修1ヶ月 | 患者の生活圏である地域での診療所の役割について理解し、実践する。 初期診療・在宅医療・病診連携等について学ぶ。 |
| 月 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1年次 | 内科 (6) | 麻酔(2) | 精神 (1) | 外科(2) (一般(1)+整形(1)) | プライマリケア (1) | |||||||
※網掛け部分は必修科目
(内科は制度上の必修項目、麻酔科・精神科・外科は当院プログラムの必修項目)
2年次の自由選択(8か月)は、全ての診療科(内科・外科・整形外科・リハビリ科・リウマチ科・精神科・皮膚科・放射線科・麻酔科・脳神経外科・泌尿器科・産婦人科・小児科・眼科・耳鼻咽喉科・形成外科・病理科・救急総合診療部)の中から1~3つ選ぶ。
| 月 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2年次 | 自由選択(8) | 救急(3) | 地域 (1) | |||||||||
2年次の自由選択(2か月)は、全ての診療科(内科・外科・整形外科・リハビリ科・リウマチ科・精神科・皮膚科・放射線科・麻酔科・脳神経外科・泌尿器科・産婦人科・小児科・眼科・耳鼻咽喉科・形成外科・病理科・救急総合診療部)の中から1~2つ選ぶ。
| 月 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2年次 | 外科(6) | 自由選択(2) | 救急(3) | 地域 (1) | ||||||||
※網掛け部分は必修科目(救急・地域は制度上の必修項目)