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形成外科

診療内容

目立たない手術瘢痕

皮膚の内側を吸収糸で縫合(真皮縫合)し、外側をナイロン糸で縫合し目立たない傷跡にします。
黒子(ほくろ)・いぼ・腫瘍(粉瘤・脂肪腫・耳下腺腫瘍など)の手術に限らず、ほとんど全ての手術で基本的に真皮縫合を用いた丁寧な皮膚縫合を行っています。

外傷

切り傷や擦り傷ばかりでなく、手足の重度の外傷(骨折・腱や神経の断裂・指切断)も扱っています。熱傷(やけど)や皮膚欠損創の植皮および顔面骨の骨折も形成外科で治療しています。

先天異常

口唇裂・小耳症・手足の先天異常・臍ヘルニア(でべそ)などを治療しています。

ご存じですか? 保険で治療できます

腋臭症(わきが)は保険適応です。真性包茎も保険で治療できます。
血管腫(赤あざ)のレーザー治療は現在行っておりません。

自由診療(自費)も行っています

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最新型のALEXLAZRTM
(Q-スイッチドアレキサンドライトレーザー)
を用いた「シミ取り外来」を行っております。

シミ取り治療

内服薬、シミ取りクリームおよびレーザーによる治療を行っています。
本年度は新しいQスイッチレーザーによる治療を予定しています。予約制です(火曜日 14:30~16:30)

メッセージ

形成外科をご存じですか

形成外科と整形外科はどう違うのですか?という質問を時々受けます。大まかに言えば、全身の皮膚・ 脂肪・筋肉などの軟部組織を主に扱うのが形成外科、全身の骨・関節を主に扱うのが整形外科です。 形成外科ではさらに顔面骨骨折や、手足の骨折、切断指などの骨に対する手術も行っております。つまり形成外科は「皮膚の外科・顔の外科・手の外科」を行っております。取り扱う疾患や診療実績の項をご覧ください。自費診療で、シミ取り外来も行っています。

研修を希望される研修医のみなさまへ

各科研修プログラムはこちらです。

取り扱う主な疾患

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、瞼が垂れ下がり、ものが見えにくくなる疾患の総称です。
原因は、瞼の皮膚のたるみ、眼を開ける筋肉のゆるみが考えられ、その両方がまざりあった病態が最も多くみられます。
基本的には、両側に発症し加齢に伴う現象と考えますが、ハードコンタクトレンズの長期使用者や、眼科手術術後に、眼を開ける筋肉が外れてしまうことによって、片側性に発症することもあります。
治療は、
①皮膚切除(単純に瞼の皮膚切除を行う)
②挙筋前転法(瞼の皮膚切除を行ない、さらに眼を開ける筋肉を引き締める手術)
③つり上げ術(腱を移植して眉毛の動きに合わせて瞼を動かすようにする手術)
を行ないます。
治療法を選択する際の目安として、
A、挙筋滑走距離(下から上を見た時に動く睫毛の距離)
B、MRD(黒目に瞼がどのくらいかかっているか)
を参考にします。
ともに正常の場合、皮膚切除をおこないます。二重の線に沿って皮膚を切除する方法と、眉毛の下の皮膚を切除する方法があります。
睫毛の動く距離が10㎜以下で、黒目に瞼がかかっている場合は、筋肉が緩んでいると判断し、挙筋前転法を行ないます。動く距離が5㎜以下では、筋膜移植を行ないます。
これらは、あくまで参考ですので、40代の頃の写真(下垂する前の)をお持ちいただき、はっきりとした二重にしたいか、あまり印象を変えたくないかなど、ご本人の希望をお聞きしたうえで、最終的に術式を選択いたします。
・瞼は組織が薄く、水分を保持しやすいため、術後はかなり腫脹し変色します。
翌日鏡を見てびっくりされる方がほとんどです。
形が落ち着くまでに、術後2週間はかかりますので、余裕をもって手術の予定を組んでいただきます。抜糸は、1週間から10日で行います。
・原則的に、一泊入院していただき、両目同時に手術を行います。片側ずつの場合、術後、良かった方の瞼が下がってくることが多いからです(Hering 徴候)。
片側ずつの手術をご希望された場合には、効き目(よく見ている方の目、通常は利き腕と一緒)から行います。いずれの場合も、術後眼帯などはせず、翌日から洗顔可能です。
・術後、見やすくなることで肩こりが改善する事もあります。
手術は、保険適応です。

巻き爪、陥入爪、鉤爪、その他爪変形

爪の変形は、合わない靴、爪の切り方、脚力の低下、外反母趾、白癬、骨の短縮や変形、外傷後の自然抜爪など様々な原因で生じます。
治療上、最も大切な事は、安易に抜爪や手術を行わない事です。
当院では、爪の変形を来した原因を精査し、病因となった疾患に対してもアプローチすることで、再発を予防しております。
治療法は、
①爪を削る(電動の削り器で爪を薄くします)
②形を矯正する(形状記憶のワイヤーもしくはレーザーで爪の形を矯正します)
③形を成形する(つけ爪をつける事で、自然な爪の成長を促します)
これらを組み合わせて、さまざまな爪変形症に対応しております。
・爪白癬に対しての診断、外用薬による治療も行っております。
・外反母趾に対する骨切り手術(水平骨切り法)や保存的治療の指導も行っております。
保険適応可能ですが、一部処置については自費診療となります。
料金や治療法についての詳細は、一度受診して頂き、直接医師にご相談ください。

手外科

当院形成外科は、慈恵医大形成外科の関連病院です。慈恵医大形成外科は、整形外科手外科班が独立して、発足した経緯があります。当院形成外科の初代中村部長は、形成外科の発足メンバーであり、手外科・マイクロサージェリーのスペシャリストでした。増澤前部長も、丸毛英二名誉教授の薫陶を受けた手足先天異常疾患のスペシャリストです。
このような歴史があり、当院では、世間では珍しく、形成外科が手外科を担当しております。
手外科領域の疾患は、
①外傷    ⇒ケガ(骨折、靭帯損傷、神経損傷、腱断裂)
②先天異常  ⇒生まれつきの変形(握り母指、母指多指症、多合趾症など)
③変性疾患  ⇒老化(腱鞘炎、へバーデン結節、母指CM関節症、デピュイトラン拘縮)
④末梢神経疾患⇒手のしびれ(手根管症候群、肘部管症候群、胸郭出口症候群)
⑤リウマチ性疾患⇒リウマチによる関節変形、腱断裂
と大きく5つに分けられます。

・当院では、年間100例以上の手の外傷を扱っており、優秀なハンドセラピストチーム(作業療法士)と連携しチーム医療を行なっております。
・先天異常疾患は、酒井部長が合短指症、増澤前部長が裂手症を専門としており、増澤前部長の幅広い経験に基づく指導のもと診療を行っております。
・腱鞘炎およびへバーデン結節などの手指の変性疾患は、遺伝、ホルモンバランス、職業歴、姿勢、自己免疫など、さまざまな要素が絡まりあい、発症すると考えられております。
当院では、手指の変性疾患に対して、副腎皮質ステロイドホルモン製剤の局所注射、ならびに装具療法、ハンドセラピストによる姿勢矯正のストレッチ指導や可動域訓練を行っております。
また、変形や疼痛の度合いによって、手術(関節固定術)をおすすめする場合もあります。
・手のしびれは、神経が頸椎(首の背骨)を出てから指先にいたるまでの、どの部位が圧迫されても生じる可能性があります。このため、しびれの原因をつきとめる事が、とても重要になります。頸椎疾患を念頭に置きながら、当院脊椎・脊髄外科、ハンドセラピストチームと連携し、治療をすすめていきます。神経伝導速度・筋電図などの生理学的検査や、MRIなどの画像検査を並行して行い、ストレッチ指導や内服などの保存的治療から開始します。経過をみながら、圧痛点に試験的に注射を行うなどの診断的治療を重ねていき、徐々にしびれの原因となっている部位をつきとめます。変性した靭帯や骨などによる明らかな圧迫が疑わしい場合(手根管症候群、肘部管症候群)は、手術を行います。
特に原因が思い当たる事のない、手の変形、痛み、しびれでお困りの方は、たくさんいらっしゃると思いますので、是非一度、外来におこしください。

シミ、ホクロ、イボの治療

顔のシミには、日光黒子、肝斑、色素沈着、ソバカスなどの色素性病変から、ADM(後天性真皮メラノーシス)や太田母斑などのアザ疾患まで多彩な病態が含まれます。
一般的には、上記の病態が複数混在していることが多く、治療に際してはそれぞれの鑑別が重要なポイントとなります。
ホクロも、色調がうすく平坦なものから、急速に増大する皮膚がんを疑うようなもの、イボでは尋常性疣贅(いわゆるイボ)から脂漏性角化症(老人性疣贅)まで、多彩な臨床形態を呈します。
安易にレーザー治療や、冷凍凝固を行なわず、ダーモスコーピーで鑑別し、場合によっては生検(組織の一部を切除し、病理検査の上、悪性良性を判断します)を行い、安全に治療をすすめていきます。
①シミの治療
当院では、Qスイッチアレキサンドライトレーザーを用いたレーザー治療と、ハイドロキノンクリーム外用、トランサミン(トラネキサム酸)、シナール(ビタミンC)、ユベラ(ビタミンE)内服を用いた保存的治療を行なっております。
肝斑は、原則的にレーザー治療が無効であるため、肝斑が混在している場合には、先行して保存的治療を行ないます。
ADMや太田母斑などのアザには、保存的治療が無効である場合が多いため、積極的にレーザー治療を行ないます。
色調の薄いシミ(日光黒子)は、肝斑との鑑別が困難であり、レーザーに対する反応が弱く、照射後に色素沈着を来す可能性が高いので、必ず保存的治療を併用して頂きます。
その他、スキンタイプ(日焼けした後の肌の状態)によって、経過や治療法には個人差があります。詳細は是非外来にお越しいただき、直接医師にご相談ください。
シミは基本的に自費診療となります。(太田母斑は保険診療可能です)

②イボの治療
尋常性疣贅は、パピローマウィルスがその発症に関与すると考えられております。したがって、治療法は液体窒素による冷凍凝固療法を行ないます。
脂漏性角化症は、液体窒素で治療可能ですが、術後に色素が残存することがあるので、炭酸ガスレーザーを用いる場合もあります。
原則的に液体窒素は保険適応となります。炭酸ガスレーザー治療は自費となります。

③ホクロの治療
ホクロは、まず悪性か良性かを見極めることが重要です。
ダーモスコーピーで観察し、悪性が疑わしければ生検を行ないます。
悪性の場合は、専門病院へご紹介いたします。
治療法は、
A、切除(場合によって皮弁形成)
⇒辺縁から1㎜離して切除します。シワに沿って単純に縫合する場合と、周囲組織から組織を移動し、ひきつれによる変形を防止する場合があります(皮弁形成)。単純縫合であれば、傷跡は一直線に、皮弁形成であれば、Z型、もしくはY字型となります。
B、Qスイッチアレキサンドライトレーザー
⇒平坦なホクロであれば、シミと同様にQスイッチアレキサンドライトレーザーを用いる事があります。Qスイッチアレキサンドライトレーザーは色素を除去することが目的なので、比較的傷跡は目立ちにくいですが、複数回の照射が必要になります。色調は薄くなりますが、ホクロの細胞自体は残存するため、再発のケアが必要です。
C、炭酸ガスレーザー
⇒盛り上がったホクロに対しては、炭酸ガスレーザーで表面を蒸散します。しかし、盛り上がったホクロほど根が深いので、炭酸ガスレーザー単独で治療すると、傷跡が目立つことになります。そのため、当院では炭酸ガスレーザーとQスイッチアレキサンドライトレーザーを併用いたします。この場合も、色調は薄くなりますが、再発のケアが必要です。
ホクロの細胞は、真皮内まで存在するため、原則的には切除が望ましいと考えますが、部位や大きさ、患者さんの希望に応じて、レーザー治療も可能です。
治療法や費用の詳細は、外来にお越しいただき、直接医師にご相談ください。

診療実績

昨年度(2009年)の治療実績

診療内容件数
新患数1,010名
手術件数 373件

手術件数 5033件(1997.5~2009.12)

診療内容件数
腫瘍皮膚腫瘍1,210件
軟部腫瘍1,242件
骨腫瘍49件
悪性腫瘍58件
嚢腫283件
瘢痕・ケロイド260件
先天異常(唇裂・小耳症・多指症他)124件
褥瘡・潰瘍・壊死140件
顔面(外傷・後天性眼瞼下垂他)189件
腋臭症・多汗症108件
躯幹(乳房再建・臍ヘルニア・包茎他)154件
四肢(外傷・マレット変形・陥入爪他)1,210件
デュピートレン拘縮50件
腱鞘炎93例
外反母趾26件

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スタッフ紹介

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外来担当医

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特殊外来

セカンド・オピニオン外来

当院以外の施設で形成外科手術を予定している方で、治療法に不安をお持ちの患者さんの相談をお受けします。
診療時間 15:30~16:30(火)
予約制です。